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2010年12月

2010年12月 1日 (水)

富坂だより第26号

発行 2010年12月01日

「21世紀の大宣教命令とは」~一方通行から対話による相互通行の宣教論~(相賀 昇)

書評『宗教を考える教育』 (菅原 伸郎)

新規事業進捗状況と今後の進め方~児童デイサービス「富坂子どもの家」スタート~(金子 恒一)

~富坂子どもの家 寄付、物品募集のお願い~ 

~児童デイサービス「富坂子どもの家」スタートまで~(金子 恒一)

財団法人基督教イースト・エイジャ・ミッションのビジョン(岡田 仁)

韓国併合条約百年に想う (東海林  勤)

指導者養成講座『クラッパート合同牧師研修会』報告(与那城  初穂)

シリーズ「ドイツから直行便で」⑩「諸宗教間対話の基盤と平和への責任ある参与」 ― B・クラッパート教授の来日講演から―  諸宗教間対話の基盤と平和への責任ある参与」 ― B・クラッパート教授の来日講演から―  (相賀 昇)

シリーズ⑲ひと・ひと・ひと 「教室の改修工事が進む中、園庭の整備にもあたる勝間田さんと山極さん」 ( )

編集後記

「21世紀の大宣教命令とは」~一方通行から対話による相互通行の宣教論~

相賀 昇(あいが のぼる/日本基督教団田園都筑教会牧師))

 今から10年前、「ベルリン・ブランデンブルク・オーバーラウジィツ福音主義領邦教会」(EKBBO) の教会本部は、19世紀に遡る宣教本部のあった場所に移転。かつての建物もすっかりモダンに増改築された。ただ一部ゴシック様式の切妻壁が歴史保存され、そこに刻印された「行ってすべての異邦人に教え、父と子と聖霊の名によって彼らに洗礼を授けよ」という大宣教命令だけが往事を偲ばせていた。19世紀、宣教とはヨーロッパから他の地域へと出て行き、非キリスト教徒である異邦人を改宗させる、いわば一方通行の宣教だったわけである。

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書評『宗教を考える教育』 

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菅原 伸郎(すがわら のぶお/東京医療保健大学教授)

 日本の国公立学校はなぜ、宗教を教えないのだろう。オウム真理教事件と教育基本法改定が話題だったころは議論も少し起きたが、その後も大きな展開は聞かない。日本やドイツなどの研究者たちが「宗教教育研究会」で討議した成果をまとめた本書は、そうした疑問に答えてくれるはずだ。 

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新規事業進捗状況と今後の進め方~児童デイサービス「富坂子どもの家」スタート~

金子 恒一(かねこ こういち/事務局長)

12月1日、富坂の地に新しく児童デイサービス「富坂子どもの家」がスタートします。ここでは保健センターや福祉センター等から紹介を受け、療育の観点から個別療育、集団療育を行う必要が認められる2歳から小学校入学前の子ども対象とし、発達に気がかりなところ(例:発達がゆっくり、発達に偏りがある…)に対し、保護者と家庭での様子等もききながら、スタッフとともに作成した個別支援計画をもとに、小集団保育(グループ保育)又は個別療育のプログラムを提供していきます。

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~富坂子どもの家 寄付、物品募集のお願い~ 

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児童デイサービス「富坂子どもの家」新規オープンに伴い、子どもたちが豊かに楽しく遊べるための遊具・教材等、保育園、幼稚園、ナーサリーなど、お使いになっていた物、ご不要となった物等がございましたら、ぜひご一報ください。 

☆眠っていて使われていない、又は不要なモンテッソーリ教具、教材 

☆粗大運動遊具(例:巧技台、園庭子供用ベンチ、机セット、大型積み木等) 

☆パネルシアター、パネルシアター台、エプロンシアター、大型絵本 

☆木製のおもちゃ(例:ままごと、木製の電車と線路など) 

☆楽器

〈連絡先:富坂子どもの家  担当:勝間田まで〉 

~児童デイサービス「富坂子どもの家」スタートまで~

金子 恒一(かねこ こういち/事務局長)

今から19年前の1891年(明治24年)9月、富坂の地に新教神学校(1887年開校)が新しく献校されて以来、教会(小石川普及福音教会1911年~、現上富坂教会)、幼稚園(小石川幼稚園1912年~1985年)、学生寄宿舎(日独学館学生寮1913年~1945年、戦後上富坂教会学生寮、富坂国際の家、山上学寮)、そして社会倫理に関する研究活動(富坂キリスト教センター1977年~)等、福音宣教を土台として教会や宣教師・協力者の方々によって様々な社会事業が展開されてきました。 

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財団法人基督教イースト・エイジャ・ミッションのビジョン

岡田 仁(おかだ ひとし/総主事)

 財団富坂キリスト教センター(以下、TCC)は、キリスト教社会倫理の視点で、東アジアにおける和解と平和の諸課題を、研究会活動を通じて担い、厳しい社会状況の中で立ち尽くすしかない無告の人々の「場」にこだわり続けてきました。同時に、諸宗教間対話プログラムや牧師研修なども行ってきました。歴史的に大きな負債を抱えている日本は、北朝鮮に対して和解を追求する責任があります。私たちの目標は東アジアの平和です。国際的な関係や課題を担う使命が財団にはあるのです。歴史認識の共有とエキュメニカルな対話、国際文化交流を深めるなかで真の信頼と協働の関係は築かれ、このことが世界の平和につながるものと確信します。 

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韓国併合条約百年に想う 

東海林  勤(しょうじ つとむ/日韓キリスト教関係史資料Ⅲ編集会座長))

 富坂だより23号の「日韓キリスト教関係史資料Ⅲ」の井田主事報告に続いて、私は「韓国併合百年」との関連で資料Ⅲ企画の意味を考えてみたい。 日韓併合条約は1910年8月29日に天皇睦仁の「詔書」によって公布された。その日から日本は韓国(当時の国号は大韓帝国。朝鮮半島全体を含む)を合併し、植民地にした。そこで今年は学会、市民運動などが、条約と植民地化の問題を問い直す催しが続いた。私もその一つ、「韓国併合百年-日韓知識人共同声明」(以下「声明」)に日本側発起人の一人として加わり、武田理事はじめ10余人の富坂センター関係者も署名された。 

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指導者養成講座『クラッパート合同牧師研修会』報告

与那城 初穂(よなしろ はつほ/日本基督教団流山教会牧師)

 9月6日(月)から9日(木)の4日間、聖公会ナザレ修女会エピファニー館を会場にて、第2回目となる「クラッパート合同牧師研修会」が行われました。主題は「旧約聖書と新約聖書の関係」。講師のベルトールト・クラッパート教授を含め、全国各地から20名が集いました。朝の礼拝にはじまり、午後9時までが1日のスケジュールとして組まれていましたが、詰め込まれているという感じはなく、参加者どうしの自然な交流も生まれた研修会となりました。全てを網羅することはできませんが、その一端をご報告いたします。

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シリーズ「ドイツから直行便で」⑩「諸宗教間対話の基盤と平和への責任ある参与」 ― B・クラッパート教授の来日講演から―  諸宗教間対話の基盤と平和への責任ある参与」 ― B・クラッパート教授の来日講演から―  

相賀 昇(あいが のぼる/日本基督教団 田園都筑教会牧師)

 去る9月22日(木)、ドイツからB・クラッパート教授を迎えて「第2回市民公開文化講演会」が開かれた。テーマは「現代世界の平和構築のための諸宗教間対話~21世紀の『文明の衝突』をめぐって」という焦眉の問題だ。現代はグローバリゼーションによる様々な矛盾や格差によって民族・文化的対立やテロリズムが噴出しており、その背後に世界宗教であるユダヤ教、キリスト教、イスラーム教の宗教的対立こそが原因になっているという批判がある。 

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シリーズ⑲ひと・ひと・ひと 「教室の改修工事が進む中、園庭の整備にもあたる勝間田さんと山極さん」 

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 12月1日開業となる児童デイサービスのスタッフとして、勝間田万喜さん(サービス管理責任者)、山極小枝子さん(保育責任者)が着任しましたので、ご紹介します。 

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編集後記

○今年度、新しい人的体制でスタートしました。ドイツ・スイスの両東アジアミッションから託された「ミッション」に集中し、皆様とともに今の時代、これからの時代に必要な働きを開拓し、進めてまいりたいと願っています。○クラパート先生をお招きした研究会には、真摯に取り組む牧師先生方が多くお集まりになりました。ここで分かち合われたものも大切な「資産」として、報告書としてまとめられる予定です。○学校における宗教教育についての研究がまとめられました。私は20年前の母校での社会科の教育実習を思い出しました。偶然にも「世界史」でキリスト教の誕生について担当。後輩の高校生達相手に、キリストの福音を随分大胆に語ってしまったのですが、よく聞いてくれてました。文化祭も重なり、ステージでは一緒に熱い演歌を歌いました。そんな彼らも今は30歳代後半。撒いた種がどうなっているかは、今はただ祈るのみです。○児童デイサービスがいよいよ開所しました。かつてここで労を取られた宣教師の先生方、上富坂教会の牧師先生方の祈りと汗を、しっかり引き継いでいかなければなりません。

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