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2011年6月 1日 (水)

<寮生から>

ダビッド・カズノヴ(だびっど・かずのぶ/博士)

 フランスのCasenoveです。今年の4月から2号館の101部屋に、フィリピンの婚約者と一緒住んでいます。2006年、博士課程に入る為、文部科学省の奨学金をもらって日本に来ました。専門は古生物学すなわち昔(5億年前)の生物の研究です。具体的に、カンブリヤ紀のプランクトンの仲間(=ヤムシ)の生活と生態を研究して、あの時代の海の環境は現在の海とどう違うか調べようと思います。ヤムシと言うのは、海産の小さな動物で,その多くは浮遊生活をしています。バイオマスも大きく,海洋生態では重要な位置を占めています。カンブリヤ紀からずっと生き残ったヤムシはどう進化したのか?卒業論文を完了したのに、まだその謎が解けてないです。

 最初に山上国際学寮で暮らすようになったのは2009年の秋でした。あの時、博士論文を書こうと思って、静かに住む場所が必要でした。短い間でしたが、寮のみんなのサポートのため、無事にドクターコースを終了しました。2010年の春卒業して、職員として1年間東京大学の駒場キャンパス(目黒区)で研究の続きをしました。このおかげで、2010年4月から2011年3月の間、代々木上原に引越ししました。同じ駒場キャンパスで、今年の新学期から特任講師の仕事が始まりましたが、山上国際学寮に戻ってしまいました。プログラムの名はALESS (Active Learning of English for Science Student)。ALESSは、理科生の必修科目である英語アカデミック・ライティングのプログラムです。理工系の科学論文を英語で作成する能力をつけることを目的としています。学生は、少人数のクラスで学術論文の構造や論理的表現を学び、自ら短い研究論文を書きます。日本に着いてから4、5年たちました。もうそろそろ5年間と思うとびっくりです。2006年から日本の生活を体験して、友達が出来てすごく嬉しいです。山上国際学寮では色んな国の人々と出会って、自ら研究のことについて話して楽しかったです。これからも楽しい思い出を作ろうと思います。

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